香港ノワールの傑作「男たちの挽歌シリーズ」の第3作。前2作の監督ジョン・ウーからバトンタッチ、ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、運命の糸に繰られる三人の男女の愛と死を描くシリーズ完結編。第1作で壮絶な死を遂げたマークの若き日に焦点をあて、戦火のサイゴンに燃える恋を、男同士の友情と戦いを織り交ぜて描きあげる。チョウ・ユンファの相手役に今は亡き香港のトップスター、アニタ・ムイ、敵のボス役に時任三郎が扮するのも見どころ。